愛媛県松山市で6月11日㈯、12日㈰開催された
第58回日本老年社会科学学会に参加しました。
テーマは「老年学を展(ひら)く」です。
昨年は修士論文の内容をポスター発表しましたが、本年は発表はなしです。
研究発表を聴いて知的好奇心が満たされ、桜美林大学大学院の学友と恩師と
大いに語り合い、愉しい二日間でした。
“老年学(gerontology)”は様々な学問が協力し合って成り立っている
学際的な学問です。
『老年学要論』建帛社 日本で唯一の学際的老年学の大学院
をもつ桜美林大学の教授を中心につくられたテキストです。
加齢と老化、高齢者の健康と生活の質、高齢者の心理、高齢者と社会、等々、
医学、心理学、社会学、経済学、工学にいたるまで、
人間が加齢を通して、“生きがいや幸福感”を持って
人生を送ることができるように、個人として何をすればよいか、
個人を支える環境(国家や地域社会、企業、
家庭など)をどのように整備する必要があるかについて、
多くの研究者が新しい知見を発表しています。
SCOPO代表の早崎広司は、本年度も桜美林大学老年学総合研究所の
連携研究員となりました。
老年学が色々な立場の方に認知され、健康や生活、事業や人生を
豊かにするために活用されるように、
微力ですが発信していきたいと思います。